オタク的見地から、今後できてほしいと思うサブカルスポットを考えてみた件 ③アニメ飯専門レストラン

アニメの未来を考える

前回に引き続き、今回もこんなものがあったらいいなという空想のサブカルスポットを考えてみたいと思います。

アニメ飯専門レストラン

以前のコラムでも紹介したアニメの作中に出て来た食べ物や料理を再現した「アニメ飯」専門のレストラン・カフェというものがあったらオモシロいと思いませんか。

メニューの全てが、アニメやマンガ、ゲームなどの作中に出てくる料理を再現したもので、店内には本棚を設け、マンガも自由に読めるようになっていたりしたら、この上なく楽しい空間になりそうです。
店員はみんなアニメキャラのコスプレをし(あるいはレイヤー限定で店員に採用)、店内装飾もアニメの世界観を再現したようなコンセプトで統一します。
店内でレイヤーの写真撮影会を行ったりするのも良さそうです。レイヤーの固定ファンができれば、通い詰める客もいるかもしれませんし、人気レイヤーを目指すまだ無名レイヤーたちが、働きながら名前も売れる活動の場ともなりそうです。
再現する料理も、話題性が高く写真映えもするものをチョイスし、定期的に新メニューを加えたり、期間限定メニューなども展開すれば、一時的な流行だけでなく、長く愛される店になってくれるかもしれません。

コンセプト系の飲食店は一発屋的なものが多く長続きしないケースが多いのですが、一時期メディアで頻繁に取り上げられていた、昭和の小学校をコンセプトに給食メニューを提供する個室家座香屋6年4組※1などは、メディア露出が少なくなった現在でも7店舗を展開していますし、秋葉原のCURE MAID CAFE※2もなどは20年以上、池袋の執事喫茶スワロウテイル※3は10年以上も営業しているので、必ずしもコンセプト系の飲食店が短命だとは言えず、経営次第とも言えそうです。

次回に続く


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※1. 個室家座香屋6年4組は、2008年に大阪の梅田で1号店がオープンし、東京に出店した2010年頃に各メディアで取り上げられて一躍有名店となりました。現在では、大阪、福岡、名古屋、東京で7店舗が営業しています。

※2. CURE MAID CAFE(キュアメイドカフェ)は、2001年に秋葉原でオープンした日本初のメイドカフェとされています。その後ブームになったピンクを基調とするミニスカメイド服を着た店員が「もえもえきゅーん」などとサービスするようなものではなく、黒と白を基調として丈の長いスカートという、クラシカルなヴィクトリア朝様式のメイド服に身を包んだ清楚系な店員が働くお店です。

※3. 執事喫茶スワロウテイルは、2006年に池袋でオープンした、執事になり切った店員が、客を「お嬢様」「お坊っちゃま」と言って出迎えてくれるコンセプトカフェ。


オタク的見地から、今後できてほしいと思うサブカルスポットを考えてみた件
①『ドラゴンボール』のスポットが圧倒的に足りない
②『プリキュア』のスポットが足りない
③ アニメ飯専門レストラン
④ ファンタジー世界に行きたい 前編
⑤ ファンタジー世界に行きたい 後編
⑥ アニメの再現店
⑦ 廃校の再利用 前編
⑧ 廃校の再利用 後編
⑨ アニメのコラボ自動販売機(自販機)のススメ
⑩ ガチャガチャのススメ
⑪ ビル1棟アニメ化計画
⑫ 全てのアニメ資料を所蔵するアニメ図書館
⑬ オンリーワンな私設博物館の町のススメ