オタク的見地から、今後できてほしいと思うサブカルスポットを考えてみた件 ⑤ファンタジー世界に行きたい 後編

アニメの未来を考える

ファンタジー世界に行きたい 後編

1986年に『ドラゴンクエスト』が発売して以来、日本でもお馴染みのファンタジー世界が、気軽に楽しめるような国内スポットが出来て欲しいと思いますが、おとぎの国やメルヘン世界的なものは各地で多少見られるものの、ゲームや異世界モノのアニメやマンガなどで出てくるようなファンタジー世界を再現したようなスポットは、日本国内ではなかなか見当たりません。

何があったらファンタジー世界が味わえるか、まずは前回取り上げたドラゴンですが、その他にも、魔女の家がある森や、エルフやフェアリー、モンスターなどがいる森、ダンジョン、魔法陣、宝箱、岩に突き刺さる剣など、ファンタジー要素のあるオブジェなどを設置した上で、冒険者ギルド風な建物で、冒険者の装備や衣装も貸し出して、森の中で冒険者気分を味わいながら、モンスターのオブジェと戦っている風な写真が撮影できたり、何かミッションクエスト系のイベントを行うのも良いかもしれません。

屋外なので天候に弱い弱点はありますが、有料施設というより、無料開放系の公園や森などにオブジェなどを設置して、観光名所化すれば、集客や活性化という面では活用ができそうに思われます。
とにかく、ファンタジー系で写真映えするスポットさえ提供できれば、自ずと写真を撮りたいという人たちが集まる可能性があるので、地域の課題や目的と合致すれば、有効な手段たり得るかもしれません。
異世界ファンタジーを再現したような空間の写真は、SNSによる拡散性も高く、定期的にオブジェなどを追加していくことで、話題をとぎれさせずに発信もできそうです。

そのうち、武器・防具屋や道具屋などのファンタジー世界での定番スポットも作り、実際にコスプレ衣装や、剣や盾などの小道具、ポーションという態での飲料水や、薬草や回復アイテムと称した食べ物、宝石などのアクセサリーなどを販売しても面白そうです。
ファンタジー世界に出て来そうな料理を振舞うカフェやレストランを開いたり、ステージを作って、勇者がモンスター退治をする劇などを見せても良いかもしれません。

ここまでくれば、その地域は「異世界ファンタジーの聖地」という称号を得られるかもしれず、『ドラゴンクエスト』などのファンタジー系のゲームとのコラボなどを持ちかけられることもありえそうに思えてきます。
まだどこもやっていないところが有利な点で、最初にやったもの勝ちなので、どこかの地域が名乗りを上げて欲しいところです。

次回に続く


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オタク的見地から、今後できてほしいと思うサブカルスポットを考えてみた件
①『ドラゴンボール』のスポットが圧倒的に足りない
②『プリキュア』のスポットが足りない
③ アニメ飯専門レストラン
④ ファンタジー世界に行きたい 前編
⑤ ファンタジー世界に行きたい 後編
⑥ アニメの再現店
⑦ 廃校の再利用 前編
⑧ 廃校の再利用 後編
⑨ アニメのコラボ自動販売機(自販機)のススメ
⑩ ガチャガチャのススメ
⑪ ビル1棟アニメ化計画
⑫ 全てのアニメ資料を所蔵するアニメ図書館
⑬ オンリーワンな私設博物館の町のススメ