アニメパワーランキングβ版

2023年7月19日発表(対象:2023年夏放送65作品)

7月第3週、今シーズンは続編揃いで導入部にインパクトのある展開がない作品が多く、大きな話題を提供できていない様子です。
リメイクの『るろうに剣心』などもあまり話題となっておらず、全体的にSNS上での盛り上がりに欠けている様子が見受けられます。そのため、原作の基本スペックによるポイントがそのままランク順位に反映されている印象です。
今シーズンでは、新作オリジナル作品の最高位は『AYAKA ‐あやか‐』で、なんと新作のオリジナル作品が30位以内に1作品も入らない事態となっています。
そもそも純粋なオリジナル作品では、『ひろがるスカイ!プリキュア』、『TIGER & BUNNY 2』、『闇芝居 十一期』、『 ミニ豆ちゃん』と、ほぼオリジナルの『遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!』(『遊☆戯☆王』のゲームを題材としているだけのオリジナルストーリー作品)くらいで、今シーズンはオリジナル作品の絶対数が極端に少なくなっています。
アニメ企画・制作会社では、優良な原作物件の取り合いになっていると噂される中、ヒットの保証のないオリジナル企画が通り難い現実があるのかもしれません。
今シーズンでは、ライトノベル原作の異世界ファンタジーものが多く、似たような作品がかち合ってしまっている点もあり、前シーズンの『推しの子』や『機動戦士ガンダム 水星の魔女』のように、大きな話題性を提供するような注目作品が今のところは見られません。
今後もこの膠着状態が続くものか、ブレイクスルーする作品が登場するものか、推移を見守りたいと思います。

アニメパワーランキングβ版 2023年7月19日発表、1位:呪術廻戦[第2期]、2位:BLEACH 千年血戦篇 -訣別譚-、3位:ちいかわ

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※配信が開始した『終末のワルキューレII(後半)』『トニカクカワイイ 女子高編』『アニメ幼女社長R』を調査対象に加えました。

神籬では、アニメデータベースの登録データを基に、原作カテゴリ・発行部数、SNSフォロワー数、PV視聴数、制作会社・スタッフ、出演声優情報など多岐にわたる情報を独自のアルゴリズムでスコアリングし、毎週30位までのランキングを発表しています。
なお、本指標はアニメ作品そのものの優劣に関して論ずるためのものではございません。
この指標のスコアの高低によって、作品の是非を論じる事のないよう、本データの活用につきましては、御留意頂けますよう、何卒御理解の程よろしくお願い申し上げます。

ヒモロギ調べ


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