新しくできた駿河屋本店ビルに行ってきた件① 本店レポート 前編
駿河屋という店をご存じでしょうか?
ネット通販を主体にした中古ホビーショップで、アニメファンなどにはお馴染みの店ですし、現在は全国に直営店が71店舗も展開しているので、近くに店舗がある方は知っているかもしれません。
名前からも察しがつくように静岡県発祥の店で、旧静岡丸井ビルを取得して、今年の10月6日に「駿河屋 本店」を移転リニューアルオープンさせたことがニュースとなっていました。
そこで、静岡出身の筆者が年末年始の里帰りを機会に、この新本店に行ってみた次第です。
まず、店舗を訪れた客は、その物量に驚かされることでしょう。
売り場の面積はおよそ1,800坪で、陳列商品数は1000万点を超えるとのこと。
同じ静岡市街にはアニメイト静岡パルコ店もありますが、フロアの一角で店舗面積も狭く、当然ながら新しい商品しか取り扱っていないので、比べるべくもありません。
駿河屋 本店 駿河屋ビルは、1~3階までの3フロアに、アニメ、マンガ、ゲーム、キャラクターなどの商品がこれでもかというくらいに詰め込まれています。
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1階
フィギュア・トレーディングフィギュア・食玩・アニメ雑貨・アウトレット雑貨・一番くじ
2階
プラモデル・鉄道模型・鉄道関連アイテム・ミニカー・ラジコン・ミニ四駆・トイガン
3階
ゲーム・おもちゃ・ドール・ぬいぐるみ・ファンシー雑貨・ゲーミングPC・家電———————————————
まずは1階です。 美少女フィギュアをはじめ、『ONE PIECE』、『ドラゴンボール』、『鬼滅の刃』などの人気アニメのフィギュアやグッズが大量に陳列されており、それらを見て回るだけでも楽しい空間となっています。
こちらは美少女フィギュアの棚。
『ラブライブ!』シリーズのエリアにはコスプレ用の制服もありました。
パッケージに入ったものだけではなく、手に触れる形で陳列されているものもあります。さらに、こちらはお触り厳禁ですが、10万円を超えるハルクバスター(アイアンマン)の特大フィギュアまで飾られていました。
店の一番奥の片隅にはちょっとアダルティなフィギュアのコーナーもあり、目立たないようにしているとは言え、こんなものまで普通に並べられているのかと驚かされました。
カードやステッカー、缶バッジ、マスコット、アクリルスタンド、文具類など細かい商品が大量にかけられているコーナーは異様さを感じる程。
1階フロアには、バンダイのカプセルトイ専門店(ガシャポンバンダイオフィシャルショップとガシャポンのデパート)が入っており、フィギュアなどが当たるクレーンゲームなどもあったりと、アミューズメント要素もあります。
カプセルトイの中身をバラ売りするアウトレットコーナーもあります。
作品別に仕分けされているとは言え、中は雑多に詰め込まれているので、掘り出し物を探して物色する楽しみがありそうです。
2階に上がるとプラモデルが満載で、専門店ばりの商品数があります。
筆者の子供の頃は、ガンプラをはじめとするプラモデルブームもあり、バンダイやタミヤなど数々の有名メーカーが本拠を置いていた静岡市内にはかつてプラモデル専門店がたくさんありましたが、玩具量販店やネット販売に圧されて数を減らし、個人店はほとんど姿を消してしまいました。
そんな静岡の中心街で、これ程のプラモデルが並ぶ店が出来たというのは、かつて静岡のプラモ少年の一人であった筆者としてはうれしい思いがします。
戦車や戦艦、戦闘機などミリタリー系のプラモやから城プラモなど、模型店ばりのラインナップで、完成品の展示ケースもあります。
イデオンにボトムズ、ダグラムなど往年のロボットアニメプラモもズラリ。
ガンプラやマクロスのプラモも当然のごとく。
初代ガンプラの復刻版などもありました。これは何とも懐かしい。
この他、トミカなどのミニカーやミニ四駆、鉄道模型、モデルガンなども取り扱われており、ミニ四駆のレース場やNゲージやHOゲージのジオラマコーナーもありました。
今回見逃してしまったのですが、トイガンの試し撃ちができるシューティングスペースもあるとのこと。
3階はキャラクター商品とゲームのエリアになっています。
王道のサンリオキャラにディズニーン、ポケモンの他、リラックマをはじめとするサンエックスキャラ、昨今大人気のちいかわもたくさん用品が並んでいました。
スポンジボブや海外キャラのグッズも取り扱われています(個人的に欲しくてがんばって探しましたが、『ザ・シンプソンズ』のグッズは見つかりませんでした)。
この無秩序に詰め込まれている感じが、逆に掘り出し物があるのではと期待して探したくなる気持ちを誘う仕掛けなのかもしれません。
『ちいかわ』はさすがの人気で、一番目立つ位置で商品数も多めです。
『プリキュア』シリーズももちろんあります。
子供向けの玩具も含め、中古品ばかりではなく、新品コーナーも取り扱われていました。
今回訪れて意外な発見だったのは、衣服や食器、ラジカセや電話機などの中古家電・生活雑貨なども取り扱われていたことです。点数は少なかったものの、この雑多ぶりは、活気のあった頃の秋葉原を思い起こさせてくれるものがあります。
さすがにHARD OFFには及ばないものの、こうした商品があるので、子供の付き添いで訪れた親御さんでも楽しめるのかもしれません。なぜか黒電話が多いです。
マンガ本もあり、こちらも古本だけでなく新刊本も取り扱われています。
中古本コーナーでは昔懐かしのゲームブックがとんでもない値段で売られていました。
この駿河屋ビルの南側と東側の出入口には高額フィギュアの展示コーナーがあります。
こちらは南側出入口に飾られていた、『スター・ウォーズ』のダースベイダーとボバ・フェットの胸像、チューバッカのフェイス、『新世紀エヴァンゲリオン』のエヴァ弐号機、『Fate/stay night』のセイバーと衛宮士郎、『ミュータント・タートルズ』のドナテロ、映画『トランスフォーマー』のオプティマスプライム、『ベルセルク』のガッツ(狂戦士の甲冑)、『進撃の巨人』のエレン・ミカサ・アルミンと、いずれも10万オーバーの特大高額フィギュアばかり。
東側は裏口にあたるせいか、やや少なめでスーパーマン、バットマン、コジマプロダクションのマスコットキャラクターであるルーデンスの3体です。
次回は本店の別店である駿河屋 本店 紺屋町をご紹介します。