ついにオープンしたアニメイト本店やバンナム新施設を見て来た件① アニメイト池袋本店

3月16日に、リニューアルされたアニメイト池袋本店がグランドオープンしました。
隣接ビルの跡地に新たなビルを建築し、元の店舗と一体化してフロアを大幅に拡張した9階建ての巨大店舗で、世界最大級の規模を誇ります。
2023年は、アニメイト第1号店が池袋で1983年にオープンしてから40周年にあたり、その記念すべき年での旗艦店の大幅リニューアルというわけです。

ビル前に立つと、その迫力に圧倒されます。確かに巨大です。
フロア構成は以下の通り。
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9F:イベントスペース
8F:Space Galleria(展示会専門の催事スペース)
7F:animate ONLY SHOP
6F:CD・DVD/Blu-ray・ゲーム
5F:キャラクターグッズ
4F:キャラクターグッズ
3F:マンガ・画材
2F:マンガ
1F:キャラクターグッズ・アニメイトカフェグラッテ池袋本店
B2F:アニメイトシアター
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全てのフロアがマンガやアニメグッズの販売スペースというわけではなく、シアターやイベントスペースなども内包する複合施設です。
日本最大のおもちゃ屋としては、銀座の博品館TOY PARKが1986年にギネスブックに掲載されたことがあるそうですが、アニメの複合施設ということで申請すれば、日本最大としてギネスブックに載るかもしれません。

入口付近のエスカレーター脇には、アニメイトが展開するキャラクタープロジェクト「アニメ店長」内で、アニメイト池袋本店の店長という設定で島本和彦がデザインした兄沢命斗の等身大フィギュアが出迎えてくれます。
いまにも声を担当する関智一の「いらっしゃいませー!」のセリフが聞こえてきそうです。
そう言えば、オープニングセレモニーイベントには、関智一も参加していましたね。

マンガの販売エリアには、4月からアニメが放送予定の『推しの子』の赤坂アカ(原作)と横槍メンゴ(作画)、現在はマンガ家を引退して原作者となっている赤坂アカの『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』のイラスト入りサイン色紙が飾られていました。

イベントスペースでは『その着せ替え人形は恋をする』の展示会が開かれており、1階にはメイド衣装に身を包んだ本作のヒロイン・喜多川海夢の等身大パネルもありました。

1~2、4~5階の各壁面には、オープン時に寄せられた総数325枚にも及ぶマンガ家、声優、アニソン歌手たちの大量のサイン色紙がぎっしり飾られていました。
なぜか3階だけサイン色紙がありませんが、これは、3階が一部の画材が置かれた場所を除き、そのほとんどのスペースがBL書籍・グッズだらけで、男子禁制とまではいかなくとも、限りなく女子率100%に近いエリアとなっているためかの配慮かと思われます。

第2期放送直前とあって、各キャラクターの等身大パネルが飾られていたり、巨大モニターでも第1期ダイジェスト映像が映し出されていたりと、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』推しの様子が伺えます。

店内のあちこちにキャラクターの等身大パネルやモニターやパネル展示があり、明確な買い物目的がなく店内を物色するだけでも楽しめる空間となっています。

アニメイトは、2015年の島根県出店をもって47都道府県のすべてに出店を果たし、その店舗数は全国120店にも及びます。その知名度や出店数、規模感などから見ても、日本No.1のアニメショップであることは異論のないところでしょう。
その発祥地が池袋であり、今回のリニューアルにより、豊島区が「アニメの街」の旗を掲げて活性化を図って来た池袋の中核を成す施設として、ますますその存在感を強めていると思われます。


次回に続く。

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