東映アニメーションミュージアムに行って来た件 ②
前回に引き続き、今回も縮小運営中の東映アニメーションミュージアムのご紹介をします。
屋内展示ばかりではなく、施設の外には小さいながらも庭があり、テーブルや椅子があってゆっくり過ごせるようになっている上、そこかしこに遊び心のある展示物が設置されています。
4年前にはなかった、サイヤ人の宇宙船や、『デジモンアドベンチャー』のアグモンのフィギュア、『Dr.スランプ アラレちゃん』のうんちくんのフィギュアがありました。
建物の壁に描かれた『ゲゲゲの鬼太郎』のぬりかべは4年前のままですね。
施設の床には、デジモンの卵である「デジタマ」が描かれ、そこから生まれたであろう幼年期のポタモン、ちょっと大きくなったコロモンに、成長期のアグモン、さらに成熟期のグレイモンになったであろう進化の軌跡を見るような足跡が描かれています。
4年前には特に装飾などがなかった施設のガラス壁面には、プリキュアたちやデジモンたちのシルエットが貼られており、『デリシャスパーティ♡プリキュア』のプリキュアたちのパネル、『ヒーリングっど♥プリキュア』のヒーリングアニマルたちのパネルの展示の他、気づいた人だけが見られるような一番端に『ONE PIECE』や『聖闘士星矢』のフィギュアも展示されていました。
施設の天井には、『銀河鉄道999』の機関車内をイメージしたラッピングがされており、「松本メーター」とも「零士メーター」とも呼ばれるメーター類が並ぶ松本零士作品特有の機械表現が見られます。
4年前に比べ、遊び心満載の仕掛けがたくさん増えていて、現状維持に甘んじず、施設が進化している様子が伺えましたが、東映アニメーションのシンボルキャラクターである『長靴をはいた猫』のペロの像が設置されたエリアや庭の一部、ミュージアムショップは工事のために入られないようになっており、なんとも残念。
工事はリニューアルに向けてのものかと思っていましたが、ショップ内の内装工事や施設の増設などを行っているようには見えず、もしかしたら地下の水道管やガス管などのインフラ施設の工事なのかもしれません。
いずれにしろ、工事が早く終了して、せめて平日も開館する通常運営に戻ってもらいたいところです。