アニ街ック天国 ～福岡市～
福岡市には、『博多豚骨ラーメンズ』や『博多明太！ぴりからこちゃん』といった地元の地名を冠したご当地アニメがあり、那珂川を境に城下町として発展してきた西側の「福岡」と商人町として発展してきた東側の「博多」という歴史背景や特色の異なる地域が共存する街です。
さらに天神・博多エリアは、アニメ関連のショップが数多く点在し、「福岡の秋葉原」とも呼ばれるオタク街が形成され、アニメ色の強い都市としても知られています。
1位 ヒルトン福岡シーホーク（『君の膵臓を食べたい』）
1泊2日の2人きりの福岡旅行で「僕」と山内桜良が宿泊していたホテル。ホテル側の手違いで、グレードの高い部屋に2人で泊まることになり、部屋の中で桜良が言い出した「真実か挑戦かゲーム」をしていました。
アニメ版では、受付をしていたロビーやスイートルームが描かれ、浜辺美波と北村匠海が主演の実写映画版では、ロビーの他、エグゼクティブ・デラックス・スイート・キング（3208号室）で撮影が行われており、ファンの間では「キミスイルーム」と呼ばれています。
このホテルに宿泊し、博多一幸舎 総本店で味玉ラーメンを食べ、福岡タワー SKY View 123で景色を眺め、太宰府天満宮（太宰府市）、新天町商店街、中洲のラーメン屋台通りを訪れ、最後はもつ鍋を食べるという作中での福岡旅行と同じコースを堪能することができます。
【 重要度 ★★★★★／再現度 ★★★★☆／興奮度 ★★★★☆】
2位 福岡空港（『ユーリ!!! on ICE』）
第9話のラストで、辛うじてグランプリファイナルに進出できたロシア大会から勝生勇利が帰国するシーンで描かれていた空港。到着口へ出てきた勇利と、待合室で待っていたヴィクトル・ニキフォロフが互いにその姿を見た途端、思わず走り出し到着ロビーで抱き合っていました。「引退まで僕のことお願いします」と言う勇利の手にヴィクトルがキスをして「プロポーズみたいだね」と返す珠玉の名シーンの舞台です。
作中では、外観カットは国際線ターミナルが、ロビーは国内線ターミナルの南到着口をモデルに作画されており、館内リニューアルで作画とは一致しなくなっていますが、2人の再会シーンの気分は充分に味わえるはずです。
【 重要度 ★★★★★／再現度 ★★☆☆☆／興奮度 ★★★★★】
3位 中州の屋台街（『博多豚骨ラーメンズ』他）
中洲、天神、長浜の各エリアに100軒以上もの屋台が立ち並び、福岡を象徴する夜景となっている屋台街。『博多豚骨ラーメンズ』では、殺しの仲介屋で野球チームでは監督を務める剛田源造が、表の顔としてラーメン屋台「源ちゃん」を営んでいました。『ユーリ!!! on ICE』第9話のエンディングカットでは、屋台街を飲み歩くヴィクトル・ニキフォロフの姿が描かれている他、『君の膵臓をたべたい』の福岡旅行シーンや、『英国一家、日本を食べる』『妖怪ウォッチ』など、各作品で描かれています。
【 重要度 ★★★☆☆／再現度 ★★★★☆／興奮度 ★★★★☆】
4位 JR博多駅（JR博多シティ）（『君の膵臓を食べたい』他）
『君の膵臓をたべたい』の福岡旅行シーンで、桜良が旅行雑誌片手に「僕」を先導する姿が描かれていた駅で、『博多豚骨ラーメンズ』『さくら荘のペットな彼女』『ガッチャマン クラウズ インサイト』『妖怪ウォッチ』『純情ロマンチカ3』など各作品の福岡シーンの冒頭カットで、波状の大屋根モニュメントが印象的なJR博多シティが描かれていました。
【 重要度 ★★★☆☆／再現度 ★★★★☆／興奮度 ★★★★☆】
5位 フタバ@アットカフェ 中洲gate’s店（『博多豚骨ラーメンズ』）
メインキャラの一人である情報屋の榎田が活動拠点にしているネットカフェ。再現度高く忠実に描かれた外観が度々作中に登場しており、登場人物たちが榎田に協力を求めて店を訪れ、依頼を遂行すべく、榎田が店の端末を使って情報収集やハッキングを行っていました。
【 重要度 ★★★☆☆／再現度 ★★★★★／興奮度 ★★☆☆☆】
6位 キャナルシティ博多（『ミス・モノクローム -The Animation- 3』他）
『ミス・モノクローム -The Animation- 3』の第9話で、ライブの成功で調子づく「キャラメル」たちに初心を思い出させようと、モノクロームとマネオが茶番（人気が出ても、売れない頃にやっていたマネキンの仕事をしてみせる）を演じていた施設。
「都市の劇場」をコンセプトにし、キャナル（運河）の名の通り、疑似運河が流れる地下1階から5階まで吹き抜けになり、オープンモールの外壁に囲まれた半球ドーム状となっている特徴的な空間が印象的な施設で、『博多豚骨ラーメンズ』第5話では、野球でエラーをして馬場善治に説教された林憲明が憂さ晴らしにショッピングに訪れており、『PSYCHO-PASS サイコパス 3』では、第3話、第8話で登場した地下闘技場のモデルにもなっていました。
【 重要度 ★★☆☆☆／再現度 ★★★★☆／興奮度 ★★★★☆】
7位 福岡女子高等学校（『ゆゆ式』）
物語の舞台で、「情報処理部」に所属するゆずこ、唯、縁の主役3人がいつもゆるやかな部活動をしている女子高のモデル。細部は改変されていますが、正門の形状は忠実に再現されており、オレンジ色の屋根に白壁の特徴的な校舎や時計台など、作中のイメージ通りの校舎となっています。
【 重要度 ★★★★☆／再現度 ★★☆☆☆／興奮度 ★★★☆☆】
8位 アクロス福岡（『Rewrite』他）
千里朱音と鳳ちはやが所属する組織で、ガイア主義者たちが隠れ蓑としている環境保護団体「日本マーテル会」本部（マーテル日本支部）のモデル。第1話では、天王寺瑚太朗が鳳ちはやに街を案内をするシーンで全景が描かれていました。
『へっぽこ実験アニメーション エクセル♥サーガ』ではオープニングで描かれていた他、主人公たちが所属する秘密結社の名前の由来ともなっており、『博多豚骨ラーメンズ』でも登場していました。
南の天神中央公園に面した段状のステップガーデンが、「山」をコンセプトとした大規模な屋上壁面緑化となっている特徴的な建物です。
【 重要度 ★★☆☆☆／再現度 ★★★☆☆／興奮度 ★★★☆☆】
9位 博多グローリービル（『博多豚骨ラーメンズ』）
主人公である私立探偵の馬場善治が経営する「馬場探偵事務所」の入っているビル。作中では忠実に描かれたビルの3階の窓ガラスに事務所名が掲げられていました。
馬場の自宅も兼ねており、居候して探偵や殺し屋稼業の手伝いをすることになった中国人で女装の殺し屋・林憲明と一緒に暮らしている場所です。
【 重要度 ★★☆☆☆／再現度 ★★★☆☆／興奮度 ★★☆☆☆】
10位 かろのうろん（『夏目友人帳 肆』）
第12話で、子供の頃に親と過ごした実家が処分されると聞き、その前にもう一度実家を見に行くことにした夏目貴志が、実家の場所を探している時に匂いにつられて訪れた店で、実家で暮らしていた頃、学校の行き帰りに同じ匂いを嗅いでいたことを思い出していました。
第13話の回想シーンでは、語っていた通り、学校に向かう幼い頃の夏目が、匂いにつられて店頭の食品サンプルを覗く様子が描かれていました。
【 重要度 ★☆☆☆☆／再現度 ★★★☆☆／興奮度 ★★☆☆☆】