アニメパワーランキングβ版
2022年2月2日発表（対象：2022年冬放送58作品）
上位作品の変動はなく、順位も程よく固定化した時期なので、今回も個別作品に注目してみます。
30位までの作品を対象に世界観でのジャンル別に見てみると、異世界を舞台にした作品が『進撃の巨人』『王様ランキング』をはじめとして14作品でその多くが異世界ファンタジーもの、『ジョジョの奇妙な冒険』『ルパン三世』など現実世界を舞台にした作品が12作品、残りの『鬼滅の刃』『薔薇王の葬列』『平家物語』の3作品は時代もの、『終末のハーレム』は近未来ものとジャンル分けができます。
テーマ別のジャンルで見てみると、スポーツものは『フットサルボーイズ!!!!!』が45位、『リーマンズクラブ』が47位といずれもランク外、バンドものは28位の『BanG Dream! ガルパ☆ピコ ふぃーばー！』とランク外（43位）の『イロドリミドリ』アイドルものの『ぷちセカ』もランク外の36位、ロボットものに至っては作品数0と、やはり今期も異世界ファンタジーものが強い印象です。
もう一点。同じシーズンに似た内容の作品が重なるケースは時折発生しますが、今回は、18位の『賢者の弟子を名乗る賢者』、ランク外（32位）の『異世界美少女受肉おじさんと』と（40位）『怪人開発部の黒井津さん』が、共通して男から美少女への性転換キャラが出て来るギャグテイストの作品となっています。
『薔薇王の葬列』の主人公は両性具有だったりするので、時勢なのか、性問題がテーマではないものの、今期は何かしらジェンダーに関わる作品が多いようです。
神籬では、アニメデータベースの登録データを基に、原作カテゴリ・発行部数、SNSフォロワー数、PV視聴数、制作会社・スタッフ、出演声優情報など多岐にわたる情報を独自のアルゴリズムでスコアリングし、毎週30位までのランキングを発表しています。
なお、本指標はアニメ作品そのものの優劣に関して論ずるためのものではございません。
この指標のスコアの高低によって、作品の是非を論じる事のないよう、本データの活用につきましては、御留意頂けますよう、何卒御理解の程よろしくお願い申し上げます。
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