今後開業予定のサブカル・エンタメ施設についてまとめた件

先日4月29日、静岡県沼津にオープンした「キン肉マンミュージアム in 沼津」も記憶に新しく、「ガンダムマンホールプロジェクト」のデザインマンホールも、千葉県山武市や青森県むつ市などの各地での展示や設置が今月立て続けに行われて話題となっていました。
今月1日にオープンした「名古屋刀剣ワールド」も、『刀剣乱舞』ファンの聖地として人気施設になりそうです。
近年、こうしたアニメやマンガ、ゲームなどのサブカル系の施設やモニュメントの開業・設置のニュースが途切れなません。
そこで今回は、今後国内に出来る予定の施設についてまとめてみたいと思います。

キン肉マンミュージアム in 沼津

キン肉マンミュージアム in 沼津
https://kin29man-museum.com

ガンダムマンホールプロジェクト
https://g-manhole.net

名古屋刀剣ワールド/名古屋刀剣博物館(メーハク)
https://www.meihaku.jp

名古屋刀剣ワールド

◆任天堂初の常設資料館
まずは、2024年秋開業予定の「ニンテンドーミュージアム」です。

2021年に発表されていた任天堂の資料館施設で、今月発表された2024年3月期の決算説明資料で、その開業が今年の秋であることが明らかとなったものです。
京都府宇治市にある任天堂の宇治小倉工場の用地と建屋をリノベーションし、これまでの任天堂の商品や資料を展示する施設とする計画が進められているとのこと。

ちなみにゲーム繋がりで、愛知県犬山市の「日本ゲーム博物館」は、2016年から長らく移転を理由に休業していましたが、ようやく移転先が決定し、同じく2024年秋以降に開業予定の「小牧オアシス(仮称)」内にリニューアルオープンするとのこと。
こちらも楽しみです。
https://japangamemuseum.com

◆こち亀のテーマパーク
もう一つは、2025年3月開業予定の『こちら葛飾区亀有公園前派出所』をテーマとする亀有地域観光拠点施設です。
先日発表された名称投票結果によると、「こち亀記念館」が半数以上得票数でダントツの一位となっており、この名称になる可能性が高そうです。
https://www.city.katsushika.lg.jp/tourism/1000064/1030204/1033607

◆ゲームメーカーの展示会
常設施設とは異なりますが、2025年3~6月には、大阪中之島美術館にて「大カプコン展 ―世界を魅了するゲームクリエイション」が開催されます。
大阪府大阪市に本社を置くカプコン初の総合展覧会で、前述の「ニンテンドーミュージアム」と合わせ、ゲームメーカーが世界的ブランドになり、ゲームタイトルだけではなく、企業名で集客を見込める存在になったことを実感させてくれます。

◆マンガの所蔵数をウリにする公共図書館
少し系統が異なりますが、群馬県太田市では、2024年度中に建設予定の新図書館に、およそ1万5000冊のマンガを取り揃えることが発表されています。
建替え前の旧図書館では2500冊だったとのことですから、6倍の増冊になります。
群馬県内の公立図書館では、これまでみどり市立図書館の約1万2000冊が最多だったので、これを超え、県内一のマンガ所蔵数をウリにしたいという意図が感じられます。

また、愛知県の稲沢市立平和町図書館では、蔵書の1/4にあたる2万2000冊がマンガであることが、テレビでも取り上げられていました。
現代マンガ図書館や京都国際マンガミュージアムのようなマンガ専門の図書館は別として、一般向けの公共図書館では、まだまだマンガの所蔵に対して消極的ないし静観姿勢のところが多く、マンガの所蔵数を公表していなかったり、公式サイトではマンガのみの抽出検索すらできなかったりします。
そんな中、マンガの所蔵数を敢えて公表して利用客増加を見込む一般向け公共図書館が出てきていることは、注目すべき傾向と言えそうです。

◆世界初のゲームアートをテーマにした施設
神奈川県横浜市のみなとみらいでは、大和ハウス工業と光優による世界初のゲームアートミュージアム(名称未発表)が建設中です。
ミュージアム棟は地上3階建てで、同敷地内に地上29階、地下2階、塔屋6階建てのオフィス棟オフィス棟や地下の地域熱供給プラン、イノベーションプラットフォーム、アートガーデンなどを含む巨大な複合施設となる計画。
今年2月に着工され、竣工は2027年5月末、オープンは同年7月予定とのこと。
ちなみに、光優というのは、『信長の野望』や『戦国無双』で知られるコーエーテクモゲームスの親会社である光優ホールディングスのグループ企業に当たることから、光優とゲーム会社のコーエーテクモゲームスには直接的な関係性はないものの、やはり何らかの関わりを持つことが推察されます。

◆ポケモンのテーマパークではと噂された計画
同じく横浜市で、『ポケットモンスター』のテーマパークになるのではと期待を込めて噂されていた、旧上瀬谷通信施設地区「観光・賑わい地区」に開発予定の大型テーマパークは、昨年9月に事業予定者が三菱地所に決定し、「KAMISEYA PARK(仮称) ~世界に誇るジャパンコンテンツとジャパンテクノロジーを活用したワールドクラスの次世代型テーマパーク~」という事業コンセプトが発表されました。
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/toshiseibi/jokyo/kukakuseiri/kamiseya/themepark/kobo.files/0024_20230913.pdf
三菱地所は、相鉄ホールディングス、東急、東急不動産、三菱倉庫の4社と企業連合を設立して、2031年頃の開業を目指すとのことですが、「ジャパンコンテンツ」というのが何を指すのか現時点では不明。
ワールドクラスにPR・集客効果を見込めるコンテンツとなると候補はそれ程多くなく、三菱地所は昨年、ぴあとの共同主催で「POKÉMON COLORS YOKOHAMA」を開催していることからも、『ポケットモンスター』を持ってくることは想像に難くないでしょう。
今後の発表に期待したいところです。

〈了〉


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