都道府県や市町村の「推しアニメ」事業構想を空想してみた件

アニメの未来を考える

アイドルファンの間では、応援するアイドルを「推し」と表現しますが、アニメファンの間でも、そういう表現を使こと自体は一般的ではないものの、実質的には「推しキャラ」や「推しアニメ」があります。
作品やキャラクターを応援することは古今東西、老若男女を問わず普遍的な行動ですが、それが個人での活動ではなく、企業や団体であっても良いわけで、広い意味ではスポンサーがそれに当たります。
ならば、都道府県や市町村などの自治体が特定のアニメキャラやアニメ作品を応援しても良いではないかと思うわけです。

実際に、高田馬場は鉄腕アトム推しですし、調布は鬼太郎推し、地方では、春日部市はしんちゃん推し、鳥取県境港市は水木しげるの箱推し、鳥取県北栄町はコナン推し、富山県氷見市は藤子不二雄キャラの箱押し、宮城県石巻市は石ノ森章太郎の箱推し、さらには、香川県は「うどん」繋がりで『ポケットモンスター』のヤドン推しだったりするわけです。

そこで今回は、都道府県や市町村の「推しキャラ」や「推しアニメ」を設定して、金銭面で補助する代わりに、自治体のPRに使わせてもらうというギブアンドテイクでウィンウィンな関係が構築できないものかと空想してみました。

版権会社と自治体それぞれが勝手に決めるのではなく、出会い系アプリと同じように、どちらか一方がアプローチし、相手が承諾すればカップル成立するような仲介・斡旋するようなシステムや業者を挟み、契約や条件交渉などの手続きも担います。

可能であれば、マッチングサイトを立ち上げ、クラウドファウンディングやふるさと納税も内包するサービスを展開します。
自治体側は作品リストから作品の情報を閲覧でき、そこから作品へアプローチやラブコールを行い、それに作品の版権会社が応える、あるいは逆に版権会社が自治体にラブコールを送っても良いわけです。
さらに、アプローチも公開・非公開の設定ができるようにして、公開アプローチの場合は、一般の方々がそのマッチングを応援する場合には「いいね」ボタンをクリックして、支持率も可視化できる機能も持たせます。

そして見事マッチングした際には、自治体のPRや活性化を目的としたモニュメントやデザインマンホールなどの観光資源の製作資金をクラウドファウンディングやふるさと納税を使って集める手段も既存のサービスと連携してサイト上で行えるようにします。
もちろん、SNSや神籬(当メディアサイト)などを使って、逐一マッチングやコラボなどの情報を広報し、広くPR活動を展開します。

◆ アニメ・マンガ・ゲーム作品と自治体とのマッチングサイト
・自治体、版権会社の双方からコラボしたい相手へアプローチラブコールが行える
・公開アプローチ時には、「いいね」ボタンで応援ができる
・マッチング後は、クラウドファウンディングやふるさと納税を使って地域活性化施策の資金集めを行える
・マッチングサイトのインフォメーションや各種メディア、SNSなどを活用して情報発信・広報活動を実施

これらについて、神籬では初期段階で双方の間に立って交渉を代行、もしくは助言やコンサル的なことまでを行い、作品やキャラクターを使った具体的な地域活性化施策の提案も行います。

神籬では、このアイデアを実現するための作品データベースやサイト設計などのノウハウを持っています。
この事業アイデアに賛同して出資していただけるパートナー企業様や、詳細にご興味があるといった方々がおられましたら、是非問い合わせフォームよりご連絡下さい。