5月2日は『ハリーポッター・』のホグワーツの戦いのあった日

5月2日は『ハリー・ポッターと死の秘宝』にて、ハリー・ポッターと仲間たちがヴォルデモートたちと決戦をした日です。

作中では、1998年5月2日、ホグワーツ魔法魔術学校にて、ヴォルデモート率いる死喰い人軍団と、ホグワーツ教職員及び在校生、卒業生、不死鳥の騎士団員、城内の石像・甲冑から成るホグワーツ防衛隊とが衝突しました。

防衛隊は多数の死傷者を出しましたが、セストラルら魔法界の生物たちや、チャーリー・ウィーズリーとホラス・スラグホーンに率いられた在校生の家族・友人およびホグズミード村在住・在勤の魔法使いらによるホグワーツの増援が戦闘に参加して大混戦となり、最終的にホグワーツ防衛隊が勝利します。

戦いの最終局面において、両陣営の勝利をかけたハリー・ポッターとヴォルデモートとの一騎打ちが行われました。
ヴォルデモートは、ダンブルドアを殺したことで「ニワトコの杖」の所有者となっていたスネイプを殺害してこれを奪っており、自分が最強の魔法の杖である「ニワトコの杖」の所有者になっていると思い込んでいました。
ところが実際には、スネイプに殺される前に、ドラコ・マルフォイによってダンブルドアが武装解除された時点でニワトコの杖の所有者はドラコに移っており、さらにハリーがドラコを武装解除させたことで、ニワトコの杖が所有者へ向ける忠誠心はハリーに向けられていました。
これにより、ヴォルデモートが戦いの決着をつけるべくニワトコの杖を用いて放った死の呪い(アバダ ケダブラ)は、杖の真の所有者たるハリーに効力を発揮することはなく、ハリーの魔法(エクスペリアームス)に跳ね返されてしまい、
自らが放った死の呪いで滅び去ってしまいます。

『ハリー・ポッター』シリーズの完結作である小説『ハリー・ポッターと死の秘宝』は2007年7月21日に発売。
映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』が公開されたのは2011年7月15日なので、『ハリー・ポッター』の物語が完結してからすでに10年以上が経過しているわけです。
時が経つのは早いものです。

スピンオフシリーズの『ファンタスティック・ビースト』はあまりヒットしなかったものの、2月に発売されたゲーム『ホグワーツ・レガシー』がわずか2週間で販売本数が世界合計1200万本を突破する程のヒット作となりました。

昨年7月に開幕した藤原竜也・石丸幹二・向井理のトリプルキャストによるTBS開局70周年記念 TBS&HORIPRO presentの舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』は、半年で総観客数が30万人を突破する程の好評を受け、2年目以降のロングラン公演が決定しました。

さらに、4月13日にはドラマシリーズの制作発表動画がYouTubeにて公開されました。
ドラマ版では、映画では時間の関係でカットされてしまった原作の場面も細かく再現されることが予想され、既存のファンたちも楽しめる上、新世代のファンも開拓しようという狙いが伺えます。

練馬区のとしまえん跡地でオープン予定の「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 – メイキング・オブ・ハリー・ポッター」の開業日は2023年6月16日(金)とのことですが、この6月16日が作中の特別な日なのか、というと何の日でもありません。
作中に関連のある一番近い日は、シリウス・ブラックの命日である6月18日ですが、命日では縁起が悪いですしね。

スタジオツアー東京は日時指定の完全事前予約制となっていて入場者数をコントロールできるはずなので、ゴールデンウィークの混雑を回避するというのは理由になりません。
スタジオツアー東京はアトラクションの一切ない屋内展示施設なので、夏休みに向けて運営体制を整える程の準備期間も不要ですし、体制準備であればプレオープンすれば済む話なので、何故この日なのかは正直よくわからないところです。
単純に工期上の理由で最短での開業日を設定したのに過ぎないと言われればそれまでですが、作中の記念日などを活用して盛り上げるなどの工夫があっても良かったのではとも思われ、少し残念ですね。


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