アニ街ック天国 ~練馬区~

アニメ聖地データ白書編集部

練馬区は、特定の場所こそ出てこないものの、『ドラえもん』の住んでいる町や、高橋留美子作品の『うる星やつら』の舞台である架空の町「友引町」、『らんま1/2』の「天堂道場」のある町、『めぞん一刻』の「一刻館」のある町のモデルとなっています。
他にも、あだち充作品の『タッチ』『みゆき』『H2』『クロスゲーム』の舞台や、ゆうきまさみ作品の『究極超人あ~る』、『ハヤテのごとく!』『のだめカンタービレ』『SKET DANCE』など、数々の作品で舞台地のモデルとして描かれています。
東京でありながら、どこか長閑な雰囲気をもった親しみを感じる住宅街が、作品の舞台イメージに合うのかもしれません。
松本零士、モンキーパンチ、ちばてつや、あだち充、弘兼憲史、 柴門ふみ 、高橋留美子、ゆうきまさみなど、多くの有名マンガ家が練馬区に居住していたこともその要因の一つとなっているようです。

1位 東映アニメーション ▶

日本アニメの黎明期である1940年代から続く最古参のアニメ制作会社であり、高畑功、宮崎駿、細田守など名立たるアニメーターや演出家を輩出し、『魔法使いサリー』『ゲゲゲの鬼太郎』『タイガーマスク』『デビルマン』『マジンガーZ』『キューティーハニー』『一休さん』『キャンディ・キャンディ』『銀河鉄道999』『キン肉マン』『北斗の拳』『ドラゴンボール』『聖闘士星矢』『美少女戦士セーラームーン』『SLAM DUNK』といった誰もが知る人気アニメ作品を生み出し続け、現在も『ONE PIECE』『プリキュア』シリーズといった国民的アニメを制作しています。
東映撮影所に隣接するスタジオから本格的にスタートして、その後本社は中野区に移転したものの、大泉には2017年に新設された制作スタジオがあり、現在も練馬の地が東映アニメーションの制作拠点となっています。
【 重要度 ★★★★★/再現度 ★★★★☆/興奮度 ★★★★★】


2位 石神井公園(『ど根性ガエル』他)

古くは『ど根性ガエル』でピョン吉が転んだひろしのシャツに張り付き平面ガエルになってしまった公園のモデルとして描かれ、近年では、『神様ドォルズ』で三宝寺池の上空で玖吼理と武未禍槌の戦闘が展開され、『ノラガミ』では、公園内の休憩所がメインキャラのエビス小福と大黒が暮らす住処のモデルとなっていました。
他にも『四月は君の嘘』『神様ドォルズ』『喰霊-零-』『ラーゼフォン』『錬金3級 まじかる?ぽか~ん』『SSSS.GRIDMAN』『Wake Up,Girls!青春の影』『THE iDOLM@STER』『ギャルと恐竜』など数々の作品で舞台地となっているアニメではお馴染みの公園です。
【 重要度 ★★★★★/再現度 ★★★★☆/興奮度 ★★★★☆】


3位 大泉学園通り(『四月は君の嘘』)

第1話冒頭でヒロインの宮園かをりが歩いていた満開の花が咲き誇る桜並木道で、最終話では、同じ場所を主人公の有馬公生が歩いている姿が描かれ、回想シーンで幼い頃のかをりが走っていたり、時間経過によって景観を変える道の様子など、時を象徴するカットとして描かれていた印象的な場所です。
【 重要度 ★★★★☆/再現度 ★★★★☆/興奮度 ★★★★☆】


4位 光が丘(『デジモンアドベンチャー』) ▶

テレビシリーズ第1作の前日談となる劇場版『デジモンアドベンチャー』では、幼い八神太一とヒカリが、初めてデジモンと出会い、太一たちが住む光が丘の高層団地群や光が丘を横切る都道443号線を舞台に巨大なデジモン同士の戦いが繰り広げられていました。テレビシリーズでも光が丘駅や駅周辺が登場しています。
【 重要度 ★★★★★/再現度 ★★★☆☆/興奮度 ★★★☆☆】


5位 上石神井4号踏切(『四月は君の嘘』)

最終話で、宮園かをりが有馬公生に「ありがとう」を告げていた踏切。澤部椿による宣戦布告や、電車の通過と共に姿を消す黒猫、桜吹雪などのラストシーンが描かれていた印象的な舞台です。
【 重要度 ★★★★☆/再現度 ★★★☆☆/興奮度 ★★★★☆】


6位 光が丘公園 光のアーチ(『終物語』) ▶

第6話で、不登校の老倉育の家を訪れた帰りに、老倉から登校の条件として出された母親の行方を思案していた阿良々木暦と羽川翼の前に、ふいに忍野扇が現れ、羽川と解答を巡って対決をしていた場所のモデル。
【 重要度 ★★★★☆/再現度 ★★★☆☆/興奮度 ★★★☆☆】


7位 練馬文化センター(『四月は君の嘘』)

第1話で、主人公・有馬公生が澤部椿から付き添いを頼まれたダブルデートの待ち合わせをして、宮園かをりと衝撃的な出会いを果たした「藤和ホール」のモデルです。作中でかをりがピアニカを弾いていた敷地内(平成つつじ公園内)の遊戯施設は実際にはありませんが、第2話では、かをりが出演した「第二回 藤和音楽コンクール」予選や、第12~13話では、主催者推薦で公生とかをりが招待されたガラ・コンサートにの会場となっていました。
【 重要度 ★★★★☆/再現度 ★★☆☆☆/興奮度 ★★★☆☆】


8位 青樹舍硝子工房(『おジャ魔女どれみドッカ~ン!』)

第40話で、学校帰りに同じ魔女見習いの藤原はづきと妹尾あいこが用事があると先に帰ってしまったため、一人で寄り道をしようと街をぶらつきながら帰る春風どれみが見つけたガラス工房のモデル。
後に魔女となるかの選択を迫られることになるどれみが、このガラス工房で出会った魔女の佐倉未来にガラス作りを教えてもらいながら、魔女として歩む人生の悲哀を知ることになるシリーズ屈指の人気エピソードのメイン舞台となっていました。
週末になると工房を教室として開放しており、どれみと同じように吹きガラス体験ができます。
【 重要度 ★★★★☆/再現度 ★★☆☆☆/興奮度 ★★☆☆☆】


9位 武蔵野音楽大学 江古田キャンパス(『のだめカンタービレ』)

物語の舞台であるのだめ(野田恵)と千秋真一の通う「桃ヶ丘音楽大学」のモデル。
2015~2017年にかけて校舎が全面的に建て替えられてしまいましたが、作中で描かれている校舎のモデルとなったベートーヴェンホールは唯一残されています。作中で全体的に地味なイメージで描かれていたキャンパスとは異なり、現在のキャンパス内は洗練された雰囲気に変わっていますが、一般の方が音楽大学に抱くイメージにぴったりで、作品のイメージを損なうことなく逆に向上させてくれる程に印象の良い空間となっています。
【 重要度 ★★★☆☆/再現度 ★☆☆☆☆/興奮度 ★★☆☆☆】


10位 下落合7号踏切(『時をかける少女』)

紺野真琴が登下校時に渡る踏切で、作中では踏切前まで長い急坂が続いており、学校帰りに自転車で駆け下っていた真琴が、ブレーキが壊れていたために減速できずに踏切に飛び出してしまい、あわや轢かれるという瞬間に、初めてタイムリープ(時間跳躍)の能力が発動した踏切のモデル。
【 重要度 ★★☆☆☆/再現度 ★☆☆☆☆/興奮度 ★★☆☆☆】

アニメ聖地データ白書編集部